上の立場の人が責任を取るというルール

ネットで話題になっていたので、自分も読んでみました。

要は、パトカーが事故を起こしたけど「そのときはサイレンを鳴らしていて緊急自動車扱いだからこちらは悪くない」と言い張っていたけど証拠が改ざんされたものだった、という裁判の結末をまとめた記事なわけですが、読めば読むほど警察官側の問題にあきれるばかりです。

もういっそのこと、こうした証拠隠滅や証拠の改ざんについては、国家公務員だろうが誰だろうが重罪として扱ったらどうだろうか?
あとは上層部も巻き込んだ連座制な。上長の承認があったという証拠があれば、現場の人間は罪が軽くなって上長のほうが罪が重たくなる、的な。

国家公務員だから、バレても上の人たちがなんとかしてくれる的な考えがあるからダメなわけですよ。
だから、例えば証拠の改ざんを行なった人がいたとしたら、本当はその人が重罪人として刑罰に処されるわけなんだけど、その人が「上司の命令でした」とか「上司の承認を得ていました」として客観的な証拠を提示できれば、その人自身は罪がかなり軽くなる。代わりに命令や承認した上司が重罪人になるわけです。
で、その上司が重罪人になることを回避するための方法はふたつ。
絶対に命令や承認をしないか、自分よりさらに上の立場の人間から命令や承認があったことを証明するか、のどちらかになる。証明できれば自分の罪は軽くなり、できなければ自分が重罪人と扱われるだけ。

普通の人間だったら自分がやったことで責任を問われることは甘受できても、他人がやらかしたことの責任を取れなんて言われて、それがさらに自分の人生を終わらせるような刑罰であったらなら全力で回避するようになるでしょう。

そうすれば、早めにゲロってしまったほうが罪は軽くなるし、物事がこじれることもなくスムーズに解決させることができると思うんですけどね……どうでしょう?

いまだからこそ、お客様をリピーターに変える努力を!

先日の三宅島では、泊まった宿の食事が最悪でした。
「旅行の三大楽しみ」のひとつは食事にあると思っている自分としては、とてもガッカリな気分です。
ちなみに「旅行の三大楽しみ」の残りふたつは歴史と人だと思っています。

がっかりした食事…

フライに天ぷら、牛肉に小鉢が3つ。島の食べ物はお刺し身だけ。ただ、これも三宅島で穫れた魚なのか怪しいところです。
これで宿代が1万2,000円というのですからちょっと悲しくなってきます。

島の人から話を聞いたところによると、まとまった人数が泊まれる宿なのでツアーで頻繁に使われているとのこと。
営業しなくても、お客様をリピーターに変える努力をしなくても、食事にこだわらなくても、布団が固くても、畳が潮風でベトベトになっていても、普通にツアーで来る宿泊者がいるから利益はそこから出せば良いだけの話。

まぁそういう考え方もありますよね。

ただ、そういう考え方の宿に泊まったお客様はどう思うでしょうか?
しかもそれが「初めて三宅島に来島した人」だったら?

新型コロナウイルスによる制限が撤廃され、各地の観光地では新型コロナウイルスが流行する前に迫るくらいの観光客が来ているという話も聞きます。

観光客が来ている今のうちに新型コロナウイルスで落ち込んだ売上を取り戻そう、なんて考えている宿があったとしたら、いまは良くても近い将来に手痛いしっぺ返しを食らうのではないでしょうか?

観光客が来ている今のうちだからこそ、できる限りのおもてなしをしてお客様をリピーターに変える努力を、もしくは少しでも良い口コミを広げる努力をするべきだと考えます。

本当の目的はなに?

神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾横断道路の「東京湾アクアライン」。
この道路が7月22日から一時的に変動料金制になるそうですね。

渋滞緩和に向けた試験導入ということですが、本当にそういう目的なんですかね? いまいち目的がよくわからないです。

本当に渋滞緩和が目的というのであれば、通行量を減らさないといけないのでもっと高額な通行料金にしないと目的を達成できないと思います。
それに東京湾アクアラインの通行量が減れば、そのぶん東関道や湾岸線の渋滞が酷いことになるだけでしょう。

通行量の分散化が目的というのであれば、もっときめ細かな変動料金にしないと意味はないでしょう。

ただ、もしも通行料金による収入を増やしたいなら、きっと目的は達成できるでしょうね。
通行量はそれほど減らず、渋滞もまったく緩和せず、単に通行料金による収入が増えるだけ。
そして毎年のように徐々に値上げをしていって、本当に通行量が目に見えて減り始めたところで変動料金制もヤメて高値安定の通行料金になるんでしょうね。