先日の三宅島では、泊まった宿の食事が最悪でした。
「旅行の三大楽しみ」のひとつは食事にあると思っている自分としては、とてもガッカリな気分です。
ちなみに「旅行の三大楽しみ」の残りふたつは歴史と人だと思っています。
フライに天ぷら、牛肉に小鉢が3つ。島の食べ物はお刺し身だけ。ただ、これも三宅島で穫れた魚なのか怪しいところです。
これで宿代が1万2,000円というのですからちょっと悲しくなってきます。
島の人から話を聞いたところによると、まとまった人数が泊まれる宿なのでツアーで頻繁に使われているとのこと。
営業しなくても、お客様をリピーターに変える努力をしなくても、食事にこだわらなくても、布団が固くても、畳が潮風でベトベトになっていても、普通にツアーで来る宿泊者がいるから利益はそこから出せば良いだけの話。
まぁそういう考え方もありますよね。
ただ、そういう考え方の宿に泊まったお客様はどう思うでしょうか?
しかもそれが「初めて三宅島に来島した人」だったら?
新型コロナウイルスによる制限が撤廃され、各地の観光地では新型コロナウイルスが流行する前に迫るくらいの観光客が来ているという話も聞きます。
観光客が来ている今のうちに新型コロナウイルスで落ち込んだ売上を取り戻そう、なんて考えている宿があったとしたら、いまは良くても近い将来に手痛いしっぺ返しを食らうのではないでしょうか?
観光客が来ている今のうちだからこそ、できる限りのおもてなしをしてお客様をリピーターに変える努力を、もしくは少しでも良い口コミを広げる努力をするべきだと考えます。

