上の立場の人が責任を取るというルール

ネットで話題になっていたので、自分も読んでみました。

要は、パトカーが事故を起こしたけど「そのときはサイレンを鳴らしていて緊急自動車扱いだからこちらは悪くない」と言い張っていたけど証拠が改ざんされたものだった、という裁判の結末をまとめた記事なわけですが、読めば読むほど警察官側の問題にあきれるばかりです。

もういっそのこと、こうした証拠隠滅や証拠の改ざんについては、国家公務員だろうが誰だろうが重罪として扱ったらどうだろうか?
あとは上層部も巻き込んだ連座制な。上長の承認があったという証拠があれば、現場の人間は罪が軽くなって上長のほうが罪が重たくなる、的な。

国家公務員だから、バレても上の人たちがなんとかしてくれる的な考えがあるからダメなわけですよ。
だから、例えば証拠の改ざんを行なった人がいたとしたら、本当はその人が重罪人として刑罰に処されるわけなんだけど、その人が「上司の命令でした」とか「上司の承認を得ていました」として客観的な証拠を提示できれば、その人自身は罪がかなり軽くなる。代わりに命令や承認した上司が重罪人になるわけです。
で、その上司が重罪人になることを回避するための方法はふたつ。
絶対に命令や承認をしないか、自分よりさらに上の立場の人間から命令や承認があったことを証明するか、のどちらかになる。証明できれば自分の罪は軽くなり、できなければ自分が重罪人と扱われるだけ。

普通の人間だったら自分がやったことで責任を問われることは甘受できても、他人がやらかしたことの責任を取れなんて言われて、それがさらに自分の人生を終わらせるような刑罰であったらなら全力で回避するようになるでしょう。

そうすれば、早めにゲロってしまったほうが罪は軽くなるし、物事がこじれることもなくスムーズに解決させることができると思うんですけどね……どうでしょう?